ヴェルサイユ宮殿は、フランスの太陽王ルイ14世が、1682年に建造した宮殿である。パリの南西22キロに位置するイヴリーヌ県ヴェルサイユにあり、当時の著名な建築家、彫刻家、室内装飾家、および造園家を集めて建造に50年の歳月を費やしたバロック建築の代表作で、豪華な建物と広大で美しい庭園で知られている。宮殿、庭園、プチ・トリアノン、グラン・トリアノンから構成され、特に宮殿内部の「鏡の間」は巨大な17面の鏡が壁面に施され、当時の宮廷生活の豪華絢爛さを象徴するものとなっている。広大な幾何学模様の庭園は優美な花壇や池、噴水、彫像が点在し、フランス式庭園の傑作のひとつといわれている。